写真「雲と空」

0からのクラシック音楽

最新更新日 2005年 8月 3日

マリア・バリエントス(1884 - 1946)

■ CD情報

■ 古き良き時代の名ソプラノ

スペインのコロラトゥーラ・ソプラノ。マリア・バリエントスのオペラアリア集です。

録音が1916−1920にかけてなので、丁度、蓄音機が隆盛期を迎えた時期のもの。その為か、レコード特有のノイズはあるものの、音質は良好です。

また、この時期はオペラが全盛を誇っていた時代でもあります。

さて、肝心の中身ですが、とにかく、彼女の声のコントロール(特に高音域において)は、各音の粒の揃い方、高音を保持した時の安定性など、どれを取っても絶品です。

当時、ルイーザ・テトラツィーニを差し置いて、紙上で「第二のアデリアーナ・パッティ」と呼ばれた彼女。

音楽性に関しても、時代を感じさせる「歌手主体の音楽作り」が聞き取れるものの、不愉快には感じさせません。

また、幾つかの曲で重唱を演じている Riccardo Stracciari 「リッカルド・ストラッチャリ?」(バリトン)も好演しています。

■ 注釈

▼ルイーザ・テトラツィーニ
当時の有名な歌手。著作も邦訳で出版されている。
▼アデリアーナ・パッティ
チャイコフスキー、ヴェルディ、ベルリオーズといった作曲家から惜しみない賛辞を受けた名歌手。

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